賃上げ額、2000年以降最も高く 連合岩手、春闘の中間報告

 

 連合岩手(佐々木秀市会長、組合員約4万7千人)は20日、春闘の中間報告をまとめた。組合員1人当たりの平均賃上げ額(加重平均)は1万86円(前年同期比3534円増)で、賃上げ率は3.82%(同1.49ポイント増)。歴史的な物価高や人材獲得競争の激化を受け、賃上げ額は確認できる2000年以降で最も高く、全国と同程度の引き上げ率となっている。

 有額回答を引き出し、定期昇給や賃金水準を底上げするベースアップ(ベア)の金額が明確な42組合(1万4200人)について14日時点で集計した。

 組合員300人以上の大企業14組合は1万760円(同3648円増)、賃上げ率4.04%(同1.54ポイント増)。組合員300人未満の地場・中小28組合は7934円(同5160円増)、賃上げ率3.11%(同1.95ポイント増)。賃上げ額・率ともに大幅な引き上げとなった。

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