ミスしても笑顔で…馬場咲希は「精いっぱい」の“74”

2オーバー73位で初日を終えた(撮影/村上航)

◇米国女子メジャー◇シェブロン選手権 初日(20日)◇ザ・クラブatカールストン・ウッズ ジャック・ニクラスシグネチャーC (テキサス州)◇6884yd(パー72)

昨年「全米女子アマ」優勝の資格で初出場となったアマチュアの馬場咲希(東京・代々木高)は、大舞台でもとにかく「楽しくラウンドすること」を意識していたという。3バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「74」で2オーバー73位と苦しい時間もあった初日。「たくさんミスしたんですけど、笑顔でできるように意識しました」とスタイルを貫いた。

「シェブロン選手権」は初出場(撮影/村上航)

出だし10番はグリーン右奥の刈り込まれたエリアから、下りのラインをパターで転がした3打目がショート。パーパットをカップに蹴られてボギーが先行したが、左奥ピンの狭いサイドを攻め込んだ11番でバウンスバックを決めた。

苦しい時間帯も(撮影/村上航)

15番で2個目のバーディを奪ってアンダーパーとした直後、「曲げたところは大幅に曲げてしまって、(セカンドを)コースの外から打つくらいのところがあったり…」と苦笑したティショットがトラブルにつながったのは16番。左サイドを縦に走る巨大なバンカーに入ったボールはブッシュの近くに止まった。グリーンに背を向けて横へ出そうとしたが、目の前の木に当てるなど脱出に2打を要して4オン2パットのダブルボギーをたたいた。

ショットを立て直して2日目に臨む(撮影/村上航)

パーオン率44.44%(8/18)と苦戦した中でも必死にスコアメークし、「私的にはもうちょっとうまくやりたかったんですけど、これがきょうの精いっぱい。ショットをもう少しだけ良くしたい。パターでよく耐えたホールもあったので、あしたもこのままいけるように、この後練習を頑張ります」。折り返してから2ボギーを重ねた後、8番(パー5)で奪ったバーディを2日目の反撃につなげていく。

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