ボタン500株 大輪咲き誇る 瀬戸内・黒井山牡丹園

大輪の花が咲き誇る黒井山牡丹園

 瀬戸内市邑久町虫明の黒井山牡丹(ぼたん)園で、ボタンが見頃を迎えている。赤やピンクの華やかな大輪が咲き誇り、来場者の目を引いている。月末まで楽しめるという。

 井上章さん(73)=同市=が約20アールで約80品種500株を栽培。現在は真っ赤な「太陽」や紅白のしま模様の「島錦」、ピンクの「村松桜」などわせ品種を中心に満開となっている。今後、黄色の「黄冠」といったなかて、おくてが開花するという。

 今年は例年より2週間ほど早い13日ごろにわせ品種が咲き始めた。井上さんは「今年は花は小ぶりだがきれいに咲いている。近くにドッグランもあるので、犬や家族連れで来てほしい」と話している。

 同園は岡山ブルーライン大平山インターチェンジの近くにある。1997年から営業していたが、19年に閉鎖。愛好家らの要望を受け、この時期限定で無料開放している。

 午前9時~午後5時。茶席で使う植物や希少な山野草など約300品種を集めた隣接の「茶花園」(約20アール)も見学できる。

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