TK(凛として時雨)のエッセイ『ゆれる』発売決定、まふまふ/ハライチ岩井/遠野遥から推薦コメント

TK(凛として時雨)初の書き下ろしエッセイ『ゆれる』が、2023年6月21日に発売となる。

本書では、20年のアーティストキャリアと40歳を経た今、家族や生い立ち、バンド結成からソロ活動に至るまで、謎に包まれた人間・TKが解き明かされる。発売決定に伴い、各界の著名人を代表して、まふまふ、岩井勇気(ハライチ)、小説家・遠野遥から推薦コメントが到着し、店舗別の購入特典も発表となった。

◎各界著名人の推薦コメント
■まふまふ(マルチクリエイター)
天才はその力すら
才能だと気づかないのだなと。

■岩井勇気(ハライチ)
ずっと一人。
だがこの本を出したという事は
理解を求めているのかもしれない…!

■遠野遥(小説家)
違和感を検知する
高感度センサーと執拗な試行。
魅力の源を垣間見た。

◎TK(凛として時雨)コメント
「本を書いてみませんか?」
数多くのミュージシャンがいる中で、なぜか僕にKADOKAWAの編集者の方から連絡が来る。“ライターが取材を重ね、それを元に原稿の土台を作ります”、そんな書き方があるのにも驚いた。僕は過去に一度だけ本を書こうと書き溜めていたことを思い出したが、自分の中にあるものはすべてが普通に見えてしまうので、人に伝えられるものは音楽以外に無いと放置したままだった。だからこそ、そこに第三者が介入してくれることによって、より自分を俯瞰して見られるのではないか。同時に、僕が発する言葉だけを別の人が操ったとして、それが自分の本になるのだろうかと、どこか半信半疑のまま期待を胸に身を委ねてみることにした。

「僕は騙されたのかもしれない!」
届いた初稿は、あまりに綺麗に美しく僕の輪郭を模っていた。甘い幻想を打ち砕くには充分のものだった。インタビュー記事ですら自分の言葉がどう伝わるかを気にする僕が、その手法で本を作ることなんてそもそも出来なかった。僕は抽出してくれた部分をベースに、思い切ってすべての章を自ら書き下ろしていくことにした。(書き直してごめんなさい。)出来上がるまでには長い時間を要したが、ライターさん、編集者の方と推敲しながら、見えなかった自分が浮き彫りになってくるのは刺激的で、いつか書きかけのままだった自分の続きを見つけることが出来た様な気がした。途中で全てをひっくり返しても表現したいものを突き詰めてしまうのは、まるで自分の音楽人生そのもの。揺れにゆれました。

◎本情報
エッセイ『ゆれる』
2023年6月21日(水)発売予定
著者:TK
定価:1,800円(tax out)

【目次】
第1章 衝動を越えて -Active-
第2章 流れのままに -Passive-
第3章 透き通った混沌 -Chaos-
第4章 撃ちこまれた種 -Seed-

© 株式会社阪神コンテンツリンク