統一地方選挙2023後半戦・注目選挙総まとめ【区長・市長選】(下)

4月23日に投開票日が迫った統一地方選挙・後半戦。元地方議員の筆者が注目している区長・市長選挙の構図をまとめて解説します。

区長選・市長選

【北区】88歳の現職に挑む3人の女性新人

88歳で6選を目指す現職の花川与惣太氏は「明日の北区に全力!」を掲げます。自由民主党・公明党・日本維新の会推薦の無所属新人、山田加奈子氏は「区民の声を区政に。すべての世代に輝くまち!」をフレーズにしています。無所属で元区議の駒崎美紀氏は「あなたの声を聴く。誰よりも区民の声を受け止めてきました」、また新社会党・社民党・日本共産党推薦の無所属、橋本弥寿子氏は「やさしさめぐる みんなのまちへ」と訴えています。

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【江東区】事実上の「保守分裂」の中で4新人の争い

日本共産党と社民党が支持する無所属新人の芦沢礼子氏は「53万区民のいのちを守り暮らしを支える」と訴えています。無所属新人の猪野隆氏は「25年の行政と介護経験を活かす!!」を掲げています。自民党所属の元衆議院議員で無所属新人の木村弥生氏は「江東区、新時代へー」をフレーズにしています。前区長の父親・孝明氏が4月12日に亡くなったばかりの自民党推薦の無所属山崎一輝氏は「都議4期の実績!未来を創る実行力!」を訴えています。

木村弥生氏の父が地元選出の元自民党衆議院議員とあって、事実上の「保守分裂」選挙ともなっています。

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【豊島区】ベテラン区長の跡をめぐる4新人の激戦

立憲民主党・日本共産党・れいわ新選組の支持を受ける無所属新人の神沢和敬氏は「新しい豊島区をつくる」をフレーズにしています。元区議会副議長で無所属新人の永野裕子氏は「一人ひとりが尊重される幸福度No.1都市へ」を掲げています。無所属新人の鈴木和夫氏は「完全無所属の区長候補です」、また自民党・公明党・都民ファーストが推薦する髙際みゆき氏は「“ひと”が主役 みんなでつくる“としまの未来”」をフレーズとしています。

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【京都府木津川市長選挙】新人3人の戦い

無所属の呉羽真弓氏、元木津川市議で自民・立憲民主・公明の3党が推薦する谷口雄一氏、日本維新の会が推薦する高味孝之氏の3人が立候補しています。

4期務めた現職の後継を巡り、京都で「日本維新の会」公認で初の市長誕生なるか、がポイントです。

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