おかやま桃太郎まつりの概要決定 「うらじゃ」は8月19、20日

 岡山県、岡山市、山陽新聞社などで構成する「おかやま桃太郎まつり運営委員会」は21日、市役所で会合を開き、今年の夏、秋の桃太郎まつりの概要を決めた。「烏城夏まつり」を8月5、6日、演舞行事「うらじゃ」を同19、20日に開催する。新型コロナウイルスの5類移行を踏まえ、現時点では参加者や観客の人数制限は設けない方針だ。

 烏城夏まつりは岡山城一帯を会場にステージショーや子ども向け縁日、ワークショップを展開する。うらじゃは下石井公園(岡山市北区幸町)やイオンモール岡山(同下石井)、山陽新聞社さん太広場(同柳町)に演舞場を設けることを検討。市役所筋などでのパレードやフィナーレを飾る総おどりも行う。

 踊り手らの声出しは可能とする一方、パレードは前年に続いて観客ゾーンを車道の一部にも広げて密集を防ぐ。19、20日はさん太広場で親子向けのファミリーフェスタも催す。

 秋のまつりは10月7~9日、岡山城や烏城公園(同丸の内)、石山公園(同石関町)などを会場に郷土にまつわる食や芸能、歴史に関するイベントを検討している。

 市中心部をイルミネーションで彩る冬のまつり「MOMOTAROH FANTASY」は12月上旬~来年1月上旬を予定。会場は市役所筋やJR岡山駅東口・西口広場を想定し、路面電車乗り入れ工事の状況も見ながら最終決定する。

 会合後、運営委会長の大森雅夫岡山市長は「まつりを通じてコロナの苦しみを一掃し、人と人の絆のあるまちをつくりたい」と話した。

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