大惨事…男性のPCに驚きの警告出現 表示された番号に電話し、片言の男に案内され4400万円失う 何があった

現金4400万円詐取、男性被害

 埼玉県警浦和署は19日、さいたま市浦和区の無職男性(72)が架空請求詐欺で現金約4400万円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、3月15日午後4時半ごろ、男性がパソコンでネット検索をしていたところ、画面に突然「ウイルスに感染しました」と警告が表示された。男性が画面に表示された電話番号に連絡すると、電話に出たパソコン関連会社の社員を名乗る男から「ウイルスに感染している。銀行やクレジットカードの情報が漏れる」「パソコンを遠隔操作で確認する」「ハッキングされて口座に入っているお金が危ないので、別の口座に振り込む必要がある」などと言われ、男性は自身の口座からインターネットバンキングで指定口座に同月19日までの間に20回にわたり計約4400万円を振り込んだ。電話の男は片言の日本語で話し、実在する大手会社名を名乗っていたという。同署で詐欺事件として調べている。

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