「事故に遭った親戚の示談金を…」 電話de詐欺見抜き防いだ郵便局員に感謝状

「事故に遭った親戚の示談金を…」 電話de詐欺見抜き防いだ郵便局員に感謝状

 積極的な声掛けで電話de詐欺を未然に防いだとして、千葉県四街道市の郵便局員に4月21日、警察から感謝状が贈られました。

 感謝状が贈られたのは、四街道旭ヶ丘郵便局の課長代理・大橋孝弘さんです。

 大橋さんは3月15日、窓口で女性(80代)から「事故に遭った親戚の示談金を援助するため、現金200万円を下ろしたい」などと焦った様子で伝えられました。

 大橋さんは、現金の使い道に矛盾が見られたことから、電話de詐欺と見破り警察に通報。

 女性が被害にあうのを未然に防ぎました。

 女性は、大手建設会社の社員をかたる犯人から、本来の目的を告げずに大金を引き出すよう電話で指示されていたということで、杉本署長は「みなさんの気づきや声掛けが抑止力になる」と称えました。

 四街道警察署によりますと、3月までに管内で確認された電話de詐欺の被害額は、2022年の同じ時期に比べ、4倍以上にあたる3600万円あまりに上っているということです。

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