21日の県内は上空に暖かい空気が流れ込んだ影響により各地で気温が上がり、佐野で30.1度を観測し、今年初めて30度超えの真夏日となった。県内で4月に真夏日となるのは2018年4月22日以来で、同日の観測史上最速を1日更新した。
宇都宮地方気象台によると、気温は県内の14観測地点のうち、13地点で今年最高となった。那須烏山が29.5度、小山が29.2度で、真岡が28.9度と続いた。各地で6月下旬~7月中旬並みとなり、平年より8.4~10.6度高かった。
佐野での真夏日は昨年より約1カ月早い。JR佐野駅前では、アイスを頬張る高校生の姿があった。佐野市内の公園では日傘を指す保護者の横で、半袖半ズボンの子どもたちが大粒の汗をかきながら走り回っていた。
同気象台の担当者は「22日はここ数日高かった気温も落ち着き、20度前後で平年並みになる見通し」としている。