里山眺め、田舎料理堪能 ヤマメの塩焼きやだんご汁… 食堂「いっぷく亭」が営業再開/岡山・鏡野町

旬の山菜や新鮮な川魚を使った田舎料理が楽しめる岡山県鏡野町上斎原の食堂「いっぷく亭」が、冬季休業を経て営業を再開した。今年から毎週火、水曜日を休日にし、11月30日まで開いている。休業日は状況により変更する場合もある。

さっそく県内外から家族連れらが続々と来店。いろりを囲んで会話に花を咲かせたり、御林山を望む自然豊かな景色を堪能したりして、ヤマメの塩焼き(550円)、自家製みそを効かせた「だんご汁」(330円)などを味わっていた。山菜の天ぷらや煮物などを添えた「いっぷく定食」(1210円)も人気で、多くの人が注文していた。

ツーリングで年に1、2回は立ち寄るという久米南町の農業・池上昌輝さん(58)と岡山市北区の早川広治さん(58)は「里山の美しい景色を眺めながら、食べる手料理は最高においしい」「昔祖母が作ってくれたのと似ていて、懐かしい味がする。また来たい」と話していた。

同店は、豪雪地帯の赤和瀬地区の施設「うたたねの里」の中にあり、毎年12月から冬季休業に入り、4月の第2土曜日に再開している。飲食店の格付けで有名な本「ミシュランガイド 京都・大阪+岡山」の2021年版でも紹介された。

また、同施設内の「木地師の館」では、毎週土、日、祝日に「木工体験」が開かれており、器づくりに挑戦できる。

営業時間は午前9時〜午後4時(木工体験は午前10時〜午後4時)。

問い合わせは、いっぷく亭(☎0868-44-2488)、上齋原振興センター(☎0868-44-2111)。

© 津山朝日新聞社