長崎県大村市で保護猫活動をするNPO法人「アニマルレスキューハッピーりぼん」(田崎直美代表理事)が壱岐市の野良猫に不妊去勢手術を受けさせようとクラウドファンディング(CF)に挑戦している。
壱岐市では、市民団体「壱岐島わんにゃんお守り隊299」(松嶋純子会長)が保護猫活動をしているが、放置猫が多いため、県内でTNR(捕獲し不妊去勢治療後に地域に戻す)活動をしている大村市の同法人に相談。田崎代表理事も島を訪れ、現状を確認した。
CFの目標は300万円で約80頭の不妊去勢をする。市内に野良猫対策施設や専任の獣医師がいないため、大村市の同法人施設で手術をして連れ帰る。5月12日までに目標額に届かなければ支援金は返金される。
松嶋会長は「飼い猫も手術を受けずに外飼いされ、野良猫に食事を与える人も多いので今後も増える一方と予想される。県条例で手術を受けていない野良猫への餌やりは禁止され、野良猫を捕獲後、不妊去勢手術をして戻す地域猫を推奨していることを広く知ってほしい」と話した。
田崎代表理事は「CFを通してこういった活動をしていることを広く知ってもらいたい」と話した。CFはレディーフォーのサイトで実施している。問い合わせは大村市の同法人(電070.1949.5222)。
壱岐の野良猫 救いたい 大村のNPO 不妊去勢手術費、CFで募る
- Published
- 2023/04/22 10:30 (JST)
- Updated
- 2023/04/22 12:15 (JST)
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