英国演劇界で5つ星レビューを多数獲得した話題の舞台『ライフ・オブ・パイ』を、こだわりのカメラワークで収録し、世界の映画館で上映するナショナル・シアター・ライブ版（NTLive）が、日本でも5月26日（金）より劇場公開される。

英国演劇界が絶賛

『ライフ・オブ・パイ』は、ロンドンのウエストエンドにあるウィンダムズ劇場からライブで撮影され、2023年3月30日にイギリスとアイルランドの映画館で公開された。

息を呑むほど壮大で傑出した舞台が誕生

ベストセラー小説の唯一無二な舞台化で、パペット、マジック、ストーリーテリングが見事に融合し、オリヴィエ賞5部門を受賞。主演男優賞（ハイラム・アベセカラ）、新作演劇賞、舞台装置デザイン賞、照明デザイン賞、助演男優賞の5部門で、主人公と一緒に漂流するベンガルタイガーを演じた7名のパペティアが最優秀助演男優賞を受賞したことは快挙として話題に。ハイエナ、シマウマ、オランウータン、ベンガルトラとともに救命ボートに取り残された16歳の少年の物語が、素晴らしい映像で鮮やかによみがえる。

キャストには、『真夏の夜の夢』のヒラン・アベイセカラがパイ・パテルを演じ、『シン・ブルー・ライン』のミナ・アンウォー、『カイト・ランナー』のラジ・ガタク、NTLive『The Beaux Stratagem』のニコラス・カーン。

忍耐と希望の物語を描いているヤン・マーテルの原作は、英国の文学賞ブッカー賞を2002年に受賞し、2004年にはアン・リー監督により『ライフ・オブ・パイ／トラと漂流した227日』として映画化され、「第85回アカデミー賞」視覚効果賞と撮影賞を受賞している。

今回の舞台化では、ロリータ・チャクラバティが脚色し、『ヘンリー五世』のマックス・ウェブスターが演出、壮大な舞台となっている。

『ライフ・オブ・パイ』は5月26日（金）よりTOHOシネマズ 日本橋ほかにて公開