「野毛大道芸」が22日、横浜市中区の野毛地区で始まった。新型コロナウイルス禍で中止していた路上パフォーマンスを4年ぶりに復活させ、初参加11組を含む計29組が野毛本通りを中心に、華麗で多彩な妙技で観客を沸かせた。
1986年から開催され、今回で48回目。アクロバットやパントマイム、ジャグリングではベテランと若手がそれぞれ個性を表現し、中国雑技は3メートルを超える高さまで椅子を重ね、その上で演技する椅子倒立芸を披露した。約200人の観客が集まるステージもあり、大勢の歓声や拍手が鳴り響き、会場は熱気に満ちた。
約20年、同イベントを見ているという藤沢市在住の70代男性は「4年ぶりに復活してくれてうれしい。毎年新しいパフォーマンスで心を沸かせる」とステージにカメラを向けていた。
23日も午前11時から午後6時まで開かれる。問い合わせは、実行委員会電話045(262)1234。