【ゴールデンウィークの天気】連休半ばほど晴れる所が多く行楽日和に 夏日続出で暑さ対策必須

 今年のゴールデンウィークは、29日(土)から5月7日(日)にかけて最大9日間の大型連休という人が多いかもしれない。各地とも雨の降る期間があるため、晴れ間を有効に使い、沖縄・奄美から東日本にかけては暑さ対策をしながら連休を楽しんだ方がよさそうだ。

沖縄・奄美は連休中に梅雨入りか

 沖縄や奄美は前線が停滞する見通しのため、雨や曇りの日が続きそう。それぞれ30日(日)ごろには平年より大幅に早い梅雨入りの発表があるかもしれない。
 気温は朝晩と日中ともに平年より高い日が多い予想。那覇の最高気温は27~28℃で、湿度も高いためジメジメと蒸し暑くなりそうだ。

西日本 連休前半は荒れた天気のおそれ

 西日本では、連休半ばほど高気圧に覆われて晴れ、行楽日和となる見込み。前半と後半は雨が降りやすく、特に30日(日)ごろは低気圧や前線が発達しながら近づくため、雨や風が強まって荒れた天気となるおそれがある。
 気温は平年並みか高く、朝晩の極端な寒さはなさそう。25℃以上の夏日になる所もあり、晴れる日を中心に暑さ対策をして過ごした方がよさそうだ。

東日本 連休半ばほど晴れて夏日の所も

 東日本も連休半ばほど晴れて、外出や洗濯にもってこいの天気となる見通し。また、東日本でも30日(日)は春の嵐となるおそれがある。また、連休後半も雨が降りやすくなりそうだ。
 気温はこの時季としては高い日が多く、東京と名古屋の最高気温は25℃前後の予想。車での移動が多くなる可能性があるため、車内の熱中症に気をつけたい。

北日本 東北は連休半ばにかけて行楽日和

 東北や北海道も、連休は半ばを中心に晴れそうだ。仙台など東北は前半もおおむね晴れる見込み。ただ、北海道では標高の高い所を中心に雪が降りそう。後半はどちらも雨具の出番となりそうだ。
 気温は、東北では平年並みか高く、朝晩と日中の寒暖差が大きくなる予想。北海道では朝は冷える日が多いものの、晴れる連休半ばは20℃近くまで上がる日があって過ごしやすい見込みだ。

(気象予報士・鈴木悠)

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