津山まなびの鉄道館40万人達成 沼本君に記念品 汽笛鳴らし祝う

稲葉館長(右)から記念品を受け取る沼本君

 JR津山駅構内の総合学習施設「津山まなびの鉄道館」(津山市大谷)の入館者数が23日、40万人を達成し、節目の入館者となった岡山市立彦崎小2年の沼本琉希君(7)に記念品が贈られた。

 稲葉伸次館長が、無料で入場できる無期限のパスポートや同館のオリジナルグッズをプレゼント。沼本君が蒸気機関車「D51」から移した「旅立ちの汽笛」を鳴らし、40万人突破を祝った。

 家族4人で訪れた沼本君は「汽笛の音が大きくてびっくりしたけど、黒い蒸気機関車はかっこよかった。鉄道が好きなのでまた来たい」。稲葉館長は「岡山県北の玄関口にある観光施設として、今後もおもてなしを充実させたい」と話した。

 同館は2016年4月に開館。国の近代化産業遺産・旧津山扇形機関車庫や転車台があり、現役を引退した蒸気機関車や気動車など13両を展示している。通算の来館者は17年6月に10万人、19年3月に20万人、21年3月に30万人を達成した。

入館者40万人達成を祝い、旅立ちの汽笛を鳴らす沼本君

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