平塚市長選は無所属で現職の落合克宏氏(65)=自民、立憲民主、公明、連合神奈川推薦=が無所属新人で市民団体代表の谷容子氏(58)との一騎打ちを制し、4期目の当選を決めた。
落合氏はツインシティ大神地区のまちびらきや2024年9月の中学校給食実現、市人口で8年連続の転入超過などの実績を強調。4期目へは15歳までが対象の小児医療費助成を18歳までに拡大することや、ヤングケアラーの早期発見・支援、可燃ごみの戸別収集拡大などを掲げた。
前回とほぼ同じ与野党相乗りとなったことに加え、経済団体などからも支持を受け、組織力で優位に立った。また地域によっては同日程で行われた同市議選の候補者と連携し、地元回りや講演会で支持を訴えた。
前回に続いて敗れた谷氏は反対運動が起きている龍城ケ丘プール跡地の整備計画や、市の積極姿勢を求めて署名活動が行われているJ1湘南ベルマーレの新スタジアム建設計画を取り上げるなどして批判票を狙ったが届かなかった。