4市町村議選で投票率過去最低 新庄村は1.86ポイントの微増

 23日に行われた岡山県内5市町村議選の投票率は、新庄村を除いて前回2019年を下回り、低迷傾向に歯止めはかからなかった。下落した4市町村はいずれも各選管に記録が残る範囲では過去最低。

 前半戦の県議選、岡山市議選を含め、県内の統一地方選は全7選挙のうち6選挙でワーストとなった。

 津山市は50.41%で前回より3.30ポイント下がり、落ち幅は県内6選挙で最大だった。玉野市は52.71%で1.51ポイントダウン。両市議選とも、過去最低を更新するのは10回連続となった。

 里庄町は53.01%で2.85ポイント低下。西粟倉村は0.98ポイントダウンの84.77%。唯一上昇した新庄村は85.43%で1.86ポイントの微増だった。

 物価高が続き、各地で人口減少が深刻化する中、地域の振興を担う議員を選ぶ機会だったが有権者の関心は高まらなかった。

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