新聞タワー「高い」 浦添・前田、児童と高齢者交流

 【浦添】沖縄ハンズオンNPO(安慶名達也代表)が指定管理する浦添市の前田ユブシが丘児童センターで2日、進級・入学おめでとう会「肝心(ちむぐくる)あればなんでも大丈V」が開かれた。前田小学校の児童ら約80人が参加し、地域の高齢者たちと新聞紙タワー作りなどで交流し、新しいスタートを祝った。 会では「ごにゅうがく いっぺーかりゆしでーびる(おめでとうございます)」と書かれたメダルを上級生から新1年生に贈り、新1年生はうれしそうにはにかんだ。

 新聞タワー作りでは五つのグループに分かれ、新聞紙とガムテープを使って高さを競った。地域の老人会・前田かりゆし会のメンバーも各チームに入ってアドバイスした。細い棒を多く作ってつなげるチームや、丸めた新聞紙を土台にするなど、個性的なタワーを懸命に作った。

 1年生の平田蓮君(6)は「楽しかった」と笑顔。優勝したチームのリーダー祖堅美海(みみ)さん(9)=4年=は「チームワークが良かった」と胸を張った。かりゆし会の親富祖正市会長は「これからも児童センターでいろんなことを教えてもらってください」と呼び掛けた。

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