川の上を泳ぐこいのぼり 板室温泉春の風物詩

那珂川の上でそよぐこいのぼり

 【那須塩原】板室温泉で春の風物詩として親しまれている102匹のこいのぼりが、温泉街を流れる那珂川に飾られ、春の日差しを受けながら気持ちよさそうにそよいでいる。6月3日まで。

 地元住民や観光客に楽しんでもらおうと始まり、今年で26年目。地元の旅館などでつくる「板室温泉活性化委員会」の委員と地元住民ら約20人が、2日がかりで設置した。

 川の両岸の柱につないだ約120メートルと約130メートルの2本のワイヤに、市内外から寄付された約2〜10メートルの大小さまざまな色とりどりのこいのぼりを、「こい」の語呂に合わせ51匹ずつ取り付けた。

 高根沢勇一(たかねざわゆういち)委員長(52)は「川の上を泳ぐこいのぼりを下から眺めるのは雄大で素晴らしい光景なので、ぜひ楽しんでもらいたい」と呼びかけている。

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