千葉大学、2024年度に情報・データサイエンス学部設置へ

千葉大学は2024年度、情報・データサイエンス学部と後期3年博士課程の大学院情報・データサイエンス学府を設置することを決め、文部科学省へ関係書類を提出した。文部科学相の諮問機関・大学設置・学校法人審議会で可否が議論される。

千葉大学によると、情報・データサイエンス学部は工学部総合工学科情報工学コースを発展的に解消して設ける。情報・データサイエンス学科を置き、データサイエンスと情報工学の2コースを設置する。入学定員は100名。データサイエンスコースは実践的データサイエンティスト、情報工学コースはデータサイエンスの高度化を進める人材を育てる。

情報・データサイエンス学府(後期3年博士課程)は情報・データサイエンス専攻を置き、定員10人。データサイエンスを高度に展開し、イノベーションを先導できる人材を育成する。入学定員は10名。

データサイエンティストはデジタル新時代に欠かせない人材だが、これまで国内の大学で人材を育てる学部が少なかったため、慢性的な不足が続いている。このため、2017年に滋賀大学に国内初のデータサイエンス学部が開設されたのを皮切りに、一橋大学、和歌山大学、名古屋市立大学、京都女子大学、武庫川女子大学など各地で情報・データサイエンス系の学部新設が続いている。

なお、本件は設置構想中であり、今後、内容が変更になる可能性がある。

参考:

【千葉大学】千葉大学は令和6年度に新学部・学府の設置を構想しています

© 大学ジャーナルオンライン