2月にモスクワ攻撃計画か 米要請で中止、機密文書

ウクライナ東部ドネツク州バフムトで治療を受けるウクライナ兵=23日(イリーナ・リバコワ撮影、AP=共同)

 【ワシントン共同】米紙ワシントン・ポスト電子版は24日、流出した米機密文書を基に、ウクライナ国防省がロシアの侵攻から1年となる今年2月24日にロシアへの大規模攻撃を計画していたと報じた。モスクワも攻撃対象に含まれていたとされ、ロシアの報復による戦闘激化を懸念した米国の要請によってウクライナ側は計画を中止したという。

 ウクライナ国防省のブダノフ情報局長が、侵攻から1年に合わせて「情報局の総力を結集し、大規模攻撃を準備」するよう部下に指示。対象はモスクワのほか、黒海に面するロシアの港湾都市ノボロシースクだったとみられる。

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