フランス人に最も敬愛された女性政治家描く 「シモーヌ フランスに最も愛された政治家」公開決定

エディット・ピアフ、グレース・ケリーに続き、オリヴィエ・ダアン監督が”世紀の女性”を描いた映画「シモーヌ フランスに最も愛された政治家」が、2023年7月28日より劇場公開されることが決まった。

「シモーヌ フランスに最も愛された政治家」は、フランス人に最も敬愛された女性政治家であるシモーヌ・ヴェイユを描いた作品。1974年のパリ、カトリック人口が多数を占め、さらに男性議員ばかりのフランス国会で、シモーヌ・ヴェイユ(エルザ・ジルベルスタイン)は、レイプによる悲劇や違法な中絶手術の危険性、若いシングルマザーの現状を提示し、圧倒的な反対意見をはねのけ、のちにヴェイユ法と呼ばれる中絶法を勝ち取った。

さらに1979年には、女性初の欧州議会議長に選出され、大半が男性である理事たちの猛反対の中で、「女性の権利委員会」の設置を実現。女性だけではなく、移民やエイズ患者、刑務所の囚人など弱き者たちの人権のために闘った。その信念を貫く不屈の意志は、かつてアウシュビッツ収容所に送られ、“死の行進”や両親と兄の死を経験し、それでも生き抜いた壮絶な体験に培われたものだった。

「エディット・ピアフ 愛の讃歌」「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」に続く”世紀の女性”を描く3部作のラストとして、オリヴィエ・ダアンが監督。主演のエルザ・ジルベルスタインは、8キロも増量して本作の撮影に臨んだ。フランスでは、公開初週1位に躍り出たあと、10週連続トップ10入りのロングランヒット。240万人を動員して、2022年フランス国内映画の年間興行成績でナンバーワンとなった。

【作品情報】
シモーヌ フランスに最も愛された政治家
2023年7月28日(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋ほか全国順次ロードショー
配給:アット エンタテインメント
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