サービス価格、1.8%上昇 22年度、31年ぶりの大きさ

日銀本店

 日銀が25日発表した2022年度の企業向けサービス価格指数(2015年平均=100、速報値)は前年度比1.8%上昇の107.4だった。伸び率は消費税増税の影響を除くと、2.8%だった1991年度以来、31年ぶりの大きさとなる。燃料費の高騰やインバウンド(訪日客)需要の回復が影響した。

 上昇率の内訳は「国際航空貨物輸送」が43.3%、「外航貨物輸送」が31.7%と大きかった。「宿泊サービス」も18.9%と伸びが目立った。人件費増加を背景に「土木建築サービス」が3.1%となった。

 3月の指数は前年同月比1.6%上昇の108.3だった。上昇率は2月の1.7%から縮小した。

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