あす(水)にかけて 西日本や東海で雨強まる 大型連休中は平日ほど晴れる傾向に

 西日本はきょう(火)の夕方以降、九州や四国で激しい雨の降る所があり、あす26日(水)朝にかけて大雨のおそれがある。東日本も天気が下り坂で、今夜にかけて雨の範囲が広がりそうだ。全国的にあす(水)にかけて風が強まるため、強風や高波に注意が必要となる。なお、29日(祝・土)から30日(日)にも、日本列島を再び雨雲が通過する見込み。

横殴りの雨に

 きょう(火)は、西日本を中心に雨雲が広がってきている。昼前の段階で特に強い降り方ではないが、夕方以降は九州や四国、中国地方の一部にも、発達した雨雲がかかる見通し。夕方以降は局地的に激しい雨が降り、あす(水)朝にかけて四国を中心に雨量が多くなるおそれがある。近畿や東海も、あす(水)午前は活発な雨雲がかかり、東京都心は昼前に本降りの雨となりそうだ。北日本も雨の一日で、太平洋側を中心に風が強まる見込み。

 なお、雨の中心が東へ移るにつれて、あす(水)の西日本は九州から晴れ間が戻り、27日(木)は全国的に晴れる所が多そうだ。関東から西は、日中の気温が23℃前後まで上がり、日差しは強いものの過ごしやすい見込み。28日(金)は北陸や東北でも暖かな陽気となり、暑いくらいに感じる所もありそうだ。

再び下り坂

 29日(祝・土)は西から雨の範囲が広がり、関東から北日本も遅い時間には雨雲がかかる見通し。全国的に南風が強まり、30日(日)午前にかけて東日本の太平洋側を中心に雨の強まる所がありそうだ。その後、5月1日(月)~2日(火)は広く晴れるが、3日(祝・水)~4日(祝・木)は西・東日本や東北で雨や風の強まる可能性がある。5日(祝・金)以降も湿った空気の影響を受けやすく、本州付近ですっきり晴れる地域は、あまり多くはなさそうだ。

(気象予報士・高橋和也)

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