「完全に呪われている」5つのサッカーチーム

サッカーに限らずスポーツにおいては「験担ぎ」が重要なものの一つ。選手も監督もクラブも、オカルト的なものに心の拠り所を見出して戦うことが多い。

しかしながら逆に、なんとなくオカルト的「呪い」にかかっているのではないかと思えるようなジンクスをもつクラブも。

今回は『Squawka』がセレクトした「完全に呪われている5つのサッカーチーム」をご紹介する。

トッテナム・ホットスパー

トッテナム・ホットスパーは今やプレミアリーグでもトップクラスのチーム。そして長い間1部リーグで戦い続けているクラブでありながら、優勝したのは1961年が最後である。7年前のタイトルレースではマウリシオ・ポチェッティーノ監督の下で好成績を残したものの、レスター・シティの奇跡の優勝によって夢は潰えた。

イングランド・プレミアリーグの創設を推進したクラブの一つでもあり、多くのビッグネームが加入したものの、近年までほとんどのシーズンは中位だった。その時にも「呪われている」という評価がされていた。

そしてタイトルを狙える状況になってもチャンピオンズリーグ決勝でリヴァプールに敗れるなど、なかなかビッグタイトルに手が届いていない。2000年代に入ってからのトロフィーはリーグカップ1つだけであり、このクラスのクラブには珍しいほどの干ばつぶりだ。

ベンフィカ

1959年から1962年にかけて、名将ベラ・グッドマンの指揮の下で2回のリーグ優勝と2回のヨーロッパカップ優勝を果たしたベンフィカ。

ところが、ベラ・グッドマンがその実績を持って昇給を求めたところ、ベンフィカはそれを一蹴。この出来事が「ベンフィカに呪いをかけた」と言われている。

それ以来ベンフィカは8回もヨーロッパカップの決勝戦に進出したのだが、なんとその全てで敗れている。国内リーグでは過去10年間で37個ものタイトルを掲げているにもかかわらず…。

バイヤー・レヴァークーゼン

2001-02シーズンのレヴァークーゼンは、ブンデスリーガ、DFBポカール、チャンピオンズリーグの3大会ですべて準優勝となった。それによって「ネヴァークーゼン」というニックネームを付けられた。

さらにブンデスリーガでは1999年から2002年まで3年連続で2位だった。最近でも2010-11シーズンに2位で、その2年前にはカップ戦の決勝で敗北している。

非常に健闘しているチームでありながらもブンデスリーガ優勝の経験はない。2000年代に入ってからは各種の大会でタイトルはゼロ。その代わり2位は6回となっている。

パリ・サンジェルマン

カタールによる資金注入によってフランスのサッカーを支配する存在となったパリ・サンジェルマン。過去10年間で8回もリーグ優勝を果たしている。しかしその一方、目標とするチャンピオンズリーグでは呪われている。

4年前には4点差でバルセロナに勝ったあと、リターンレグで6失点と逆転負け。またマンチェスター・ユナイテッドにも2-0で勝利したあとで1-3と敗れ、アウェーゴールの差で敗退している。

2020年に決勝まで進んだときも相手は絶好調のバイエルン・ミュンヘンであり、単純に歯が立たなかった。そして今季もベスト16の段階で敗北…UEFAに呪いをかけられているようである。

メキシコ代表

メキシコは北中米におけるサッカーの盟主であり、国内リーグも代表チームも間違いなくトップだ。世界的なタレントを数多く輩出しており、アンダーの代表はオリンピックでも優勝経験がある。

しかしながら、ワールドカップでは別である。1994年から2018年までの間、7大会すべてでグループステージを突破。しかしベスト16での試合ですべて敗北しており、ベスト8に一度も進出できなかった。

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2022年大会ではその記録は破られたが、それはグループステージ敗退というマイナスの結果であった。自国開催となる2026年ワールドカップでそのジンクスが破られるのか…。

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