【DeNA】バウアー「いい時間を過ごせている」 5月4日広島戦で1軍デビューの可能性

キャッチボールするバウアー=横浜

 横浜DeNAの新外国人選手で、2020年に米大リーグのサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を獲得したトレバー・バウアー投手(32)=前ドジャース=が25日、横浜スタジアムで1軍の練習に初参加した。半袖のユニホーム姿でキャッチボールやノックを受け、選手と談笑する姿も見られた。「みんながフレンドリーに迎え入れてくれた。すごくいい時間を過ごせているのはみんなのおかげ」と感謝を口にした。

 バウアーは自身のユーチューブチャンネル撮影のため、カメラを片手に登場。ハマスタの印象については「(試合観戦で)上からグラウンドを見るより、グラウンドからこのスタンドの景色を見るほうが楽しい。すごくいい気持ち」と笑顔で話した。

 この日はブルペンで約25球を投じた。「ここまですごく順調に来ている。リカバリーもいいし、体の状態もすごくいい。投げているボールの質や制球も良く、順調に球数も増やせている」と自信を示す。

 28日のイースタン・リーグ、ロッテ戦(横須賀)で来日3度目となる実戦登板の予定。「次は90球前後になる。その球数の中でできるだけ長いイニングを投げ、より多くの三振を取りたい」と意気込んだ。

 前回登板の22日の同リーグ、楽天戦(平塚)では六回途中2安打1失点。77球を投げ、球団計測で最速154キロをマークした。16日の初登板から中5日でまわっており、順調にいけば5月4日の広島戦(横浜)が1軍デビュー戦となる可能性が高い。

 三浦監督はバウアーの合流について「1軍選手、スタッフとコミュニケーションを取りながら練習してもらった。打者の反応を細かく見ながら、どのボールを選択するか、どの球種も一級品だし、精度が高い。(1軍登板は)近々」と説明した。

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