愛媛県松山市は、4月26日からふるさと納税の返礼品として、明治のスナック菓子「カール」を提供すると発表しました。
愛媛には、ミカンやじゃこ天など様々な特産品がありますが、なぜ全国区ともいえる「カール」が選ばれたのか?そこには、こんな理由がありました。
■今や貴重な存在…?西日本限定の「カール」
明治の「カール」と言えば、1968(昭和43)年に登場し、発売から50年以上にわたり愛されているロングセラー商品です。
当時の「お菓子=甘いもの」という概念を打ち破り、“日本初のスナック菓子”として発売されたカール。パッケージの「カールおじさん」の姿も今やおなじみですよね。
しかし、明治は2017(平成29)年「販売不振」を理由に東日本での販売を終了しました。現在は西日本限定で「うすあじ」「チーズあじ」の2種類のみが販売されています。
■「カール」と松山の意外な“つながり”とは…?
東日本での販売終了に伴い、全国5か所にあった製造工場が1か所に集約されました。製造・販売地域を絞ることで採算が取れるということなんだそう。
その1か所というのが・・・愛媛県松山市にある「四国明治松山工場」なんです。
つまり、西日本に出荷されている「カール」は全て“松山産”ということ。
いわば松山の特産品ともいえるわけです。
この縁をきっかけに、去年松山の観光名所「松山城」と「道後温泉」をデザインしたオリジナルパッケージのカールも販売され、非常に好評だったということです。
■ふるさと納税の詳細
ふるさと納税で寄付できるのは松山市以外に住む人のみ。
「ふるさとチョイス」「楽天ふるさと納税」「ANAのふるさと納税」のサイトから返礼品を選択し、寄付することができます。
【対象商品と寄付額一覧】
▼カール うすあじ 10袋 寄付額6,000円
▼カール うすあじ 30袋 寄付額18,000円
▼カール チーズあじ 10袋 寄付額6,000円
▼カール チーズあじ 30袋 寄付額18,000円
※うすあじ・チーズあじ各5000袋の数量限定
東日本では今や貴重な存在になってしまった「カール」
あの懐かしい味に触れるため、ふるさと納税を検討してみてはいかがでしょう。