屋根工事で安全ベルト着用させず 作業員は落下し死亡 容疑で代表者を書類送検

近江八幡市

 滋賀県東近江労働基準監督署は25日、労働安全衛生法違反の疑いで、京都市山科区の屋根工事業「幸坂瓦店」の代表者(46)を書類送検した。

 書類送検容疑は、2022年12月1日、近江八幡市安土町上出の工場内で、落下防止の網を設け安全ベルトを着用させるなどの墜落防止措置を取らず、男性作業員(56)に高さ約11メートルの屋根で修繕作業をさせた疑い。作業員は屋根から落下し、頭部を強く打つなどして死亡した。

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