巨大フレスコ画、G7へ対話訴え 沖縄で公開、紛争解決呼びかけ

沖縄県糸満市の平和祈念公園で公開された巨大フレスコ画=25日(UNITED VOICES PROJECT提供)

 沖縄県糸満市の平和祈念公園で25日、対話による紛争解決を呼びかけるフランス出身のアーティストSAYPEさん(34)が制作した巨大フレスコ画を公開した。互いに握り合う2本の腕を2組描いた。5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に向け、各国リーダーらに「互いを知り、尊重する」ことの重要性をアピールする狙い。

 作品は縦約20m、横約200mで、21日に制作を開始した。環境に害のない特殊なスプレーを使っており、2週間程度で消える。

 SAYPEさんはこれまでドイツのベルリンや南アフリカのケープタウンなど、紛争があった地域で巨大フレスコ画を制作するプロジェクトに取り組んできた。

© 一般社団法人共同通信社