広島駅「エキエ」に “不審物” 新幹線が一時ストップ G7サミットに向け警備強化のなか【動画ニュース】

来月のG7広島サミットに向けて警戒が強化されているJR広島駅が緊迫しました。25日午後、広島駅にある商業施設で不審な紙袋が見つかり、警察が対応にあたりました。

警察によりますと、正午過ぎ、広島駅の商業施設「エキエ」のトイレで、利用客が不審な紙袋を見つけ、警戒中の警察官に伝えました。施設の利用客や従業員は建物外に出て、エキエは一部の施設が臨時閉館しました。

エキエを利用していた人
「『トイレが点検中』とアナウンスで頻繁に流れて。全部使えないのはおかしいなと思って。警察の方がトイレの出口に3人立っていたので、何かあったんだろうと」

不審な紙袋は、県警機動隊の専門部隊が中身の確認や処理にあたりました。

この影響で、山陽新幹線は一時、博多から新大阪までの全線で運転を見合わせました。

JRの利用客
「勘弁してほしいなっていうのが、正直なところ。1つ遅れたら、その後のスケジュール調整がたいへんなので」

不審な紙袋は、警察が午後4時20分ごろに撤去して、安全な場所に移動させました。中身については確認できていないということです。

広島駅など広島市内の各地では、来月のG7サミットに向けて警備が強化されています。

山崎有貴 記者
「一時、営業を中断していたエキエが午後5時半をもって再開されました」

JR西日本によりますと、新幹線は遅れなどが出ていて、ダイヤの乱れは午後8時ごろまでは続く見込みだということです。

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