欧州戦車の修理拠点設置が活発化 隣国ポーランド、消耗に備え

ドイツ国内の演習場で移動するレオパルト2戦車=2月(AP=共同)

 【ベルリン共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナが近く大規模な反攻を計画しているとされる中、主力戦車の供与を表明した欧州が、隣国ポーランドなどに修理拠点を設ける動きを活発化させている。ウクライナ国内に製造工場を設ける計画もあり、塹壕を新たに掘削するなど前線の防備を強化しているとされるロシア軍との戦闘の長期化を見据え、兵器の消耗に対応する狙いがある。

 反攻の主力になるとみられるドイツ製のレオパルト2は計80両以上の供与が表明され、ドイツやポーランドなどから40両以上が既にウクライナに引き渡された。乗員の訓練も進んでいる。

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