誤射死亡事故起こした米俳優 ドキュメンタリーを製作中 21年、映画撮影現場で悲劇

俳優アレック・ボールドウィン(65)が、映画『ラスト』の撮影現場での誤射事件を追ったドキュメンタリーを製作中だという。2021年10月、リハーサル中に主演兼製作のアレックが持っていた拳銃が暴発したことで、撮影監督のハリナ・ハッチンスさんが死亡、ジョエル・ソウザ監督が負傷していた。

そして先週、モンタナ州のイエローストーン牧場で同映画の撮影を再開したアレックは、『サイゴン没落 緊迫の脱出』などで知られるロリー・ケネディ監督と共に、『ラスト』についてのドキュメンタリーを製作中だという。同作品は、レイチェル・メイソン監督がハッチンスさんの夫マシューさんの協力を得て製作した作品に続く、誤射事件についのドキュメンタリー2作品目となる。

メリーナ・スパドーン弁護士は、5月末に撮影終了予定の『ラスト』の撮影現場では、本物の武器使用を禁止しているほか、これまでと同様実弾の持ち込みが禁止されているとした上で、「私達全員がハリナのヴィジョンを分かち合い、彼女の芸術性に敬意を称したいと心から願っています」と語っている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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