農林水産省は25日、鳥インフルエンザの感染拡大を抑えるため、大規模養鶏場で防護柵を設置して管理区域を分けることなどを柱としたマニュアルを作成する方針を明らかにした。鳥インフルの拡大で鶏卵は供給不足に陥り価格が急騰しているため、発生時に一斉に殺処分しなくて済むように対策を強化する。
次の発生シーズンの秋ごろまでにまとめ、備えを進めたい考えだ。マニュアルでは境界を明確にする防護柵の設置に加え、管理区域ごとに作業者を分けることや、畜舎をまたがって同一の機材を共用しないことを求める。
野村哲郎農相は、マニュアルは専門家や養鶏農家の意見を聞き策定する考えを示した。