
木のぬくもりに触れて自然に親しむ「木育」を体験してもらおうと、千葉県山武市では4月25日、小学生たちが地元の名産「サンブスギ」の植樹に挑戦しました。
植樹体験は、山武市の「日向の森」で行われ、市内の小学校に通う3年生の児童あわせて40人ほどが参加しました。
25日は国から認定を受けた自然環境に詳しい専門家などがガイドを務め、児童らはガイドに連れられて森林を散策し、切り株を足で踏んだり、花のにおいを嗅いだりして感覚を確かめていきました。
その後、日当たりの良い場所へ移り、高さ20センチ程の「サンブスギ」の苗木を、力いっぱい土を掘って丁寧に植えていきました。
市によりますと、植えられたサンブスギは、約50年かけて高さ20メートルほどに成長するということで、児童が中学校を卒業するまで経過を観察したあと、住宅の柱や襖の建具などに使われるということです。
参加した児童は―
「(植樹してみて)大きく育ってほしいと考えて植えた」
「60メートル(に成長してほしい)」
「(森を観察して)ドクダミが臭かった」
「木がたくさんあったことと、いろいろな草が生えていたところ(が面白かった)」