エレベーター大手フジテックの会長職から解任された創業家出身の内山高一氏は25日、東京都内で記者会見し、自身が経営する会社を通じ、フジテックに株主提案権を行使したと発表した。元官房副長官補の西川徹矢氏ら8人を社外取締役の候補に挙げ、6月の株主総会で選任を議案とするよう求めた。
このほかの社外取締役の候補者は、日興コーディアル証券会長を務めた木村一義氏や、大分県立芸術文化短期大理事長の小手川大助氏ら。6人以上の取締役選任を条件に、1株当たり100円、年間約80億円の配当を実施する議案も提案した。
フジテックは、香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」が大株主となっている。