45人退避で「陸上輸送」せず 防衛省、スーダン活動

 防衛省は25日、アフリカ北東部スーダンから自衛隊機で退避した在留邦人と家族計45人を運ぶ活動では、陸上輸送は実施しなかったと明らかにした。邦人が空港に移動する際などに自衛隊が車両で輸送するケースも想定され、実施すれば初めてだった。

 防衛省の説明では、浜田靖一防衛相は23日に輸送に関する命令を出した。周辺国のジブチに待機していた航空自衛隊のC2輸送機が、スーダン北東部のポートスーダンからジブチに45人を輸送した。

 同様に待機していたC130輸送機もポートスーダンに向かったが、先着したC2のみで輸送が可能だったことなどから引き返した。

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