「収容者に暴行」28人 刑事施設職員ら対象調査、法務省

法務省

 名古屋刑務所(愛知県みよし市)で刑務官22人が受刑者3人に暴行や暴言を繰り返していた問題で、法務省は25日、刑事施設と少年施設の職員を対象に匿名によるアンケートをした結果、回答があった計5589人のうち、直近3年間で「収容者に暴行した」と答えた人が28人いたと公表した。脅したりいじめたりしたとの回答も40人あった。

 アンケート結果はこの日開かれた再発防止のための第三者委員会に示された。法務省の担当者は「名古屋だけではなく、一つ間違えば他の施設で起こり得る。あってはならず、看過できない問題だ」と話した。

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