ロシア出場容認「難しい決断」 ウィンブルドン主催者

女子シングルスで初優勝を果たし、大歓声に応えるエレーナ・ルバキナ。モスクワで生まれ育ち2018年にカザフスタンに国籍変更した=22年7月、ウィンブルドン(共同)

 【ロンドン共同】テニスのウィンブルドン選手権を主催するオールイングランド・クラブは25日、ロンドン郊外で記者会見し、ウクライナ侵攻を理由に昨年の大会で除外したロシア、ベラルーシ選手の出場を認めたことに、ヒューイット・チェアマンは「非常に難しい決断だった」と語った。

 両国の選手は中立的な立場での個人参加が条件。7月3日開幕の大会出場に向け、侵攻を支持しないことなどを表明する同意書を提出した選手もいるという。会場への両国国旗の持ち込みは禁じ、ロシアメディアの取材申請を受け付けない方針も示した。

 入場券の売り上げは1枚につき1ポンド(約167円)をウクライナ支援に寄付する。

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