グーグル5四半期連続減益 広告低迷響く、MSは増益

米カリフォルニア州にあるグーグルの建物=2019年9月(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】米グーグルの持ち株会社、アルファベットが25日発表した2023年1~3月期決算は純利益が前年同期比8%減の150億5100万ドル(約2兆円)となり、5四半期連続の減益だった。一方、マイクロソフト(MS)は9%増の182億9900万ドルと、3四半期ぶりの増益だった。

 アルファベットの売上高は3%増の697億8700万ドル。景気減速で企業が広告出稿に慎重になっているのを背景に主力の検索連動広告が2%増にとどまり、動画投稿サイトのユーチューブの広告は3%減った。クラウド事業は好調だった。

 MSの売上高は7%増の528億5700万ドル。主力のクラウドサービスの売り上げが27%増え、業務用ソフト「オフィス」も伸びた。一方、基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」のメーカー向け販売は28%減った。

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