
【キーウ共同】ウクライナ北部キーウ州で25日、日本が国際協力機構(JICA)を通じて供与した日本製の地雷探知機や、不発弾を処理するクレーン付きトラックの引き渡し式があった。活用へ協力を加速する。ウクライナ非常事態庁のクルク長官は「地雷除去は複雑で危険な作業。命を落とした職員もいる」と述べ、謝意を示した。
探知機はカンボジアやボスニア・ヘルツェゴビナで活用された「ALIS」。地雷が埋まる位置を正確に探知できるのが特長で、作業の効率化を図る。トラックはいすゞ自動車などが協力し、ウクライナの工場で製造。ウクライナ側によると計30台以上が供与される見通し。