空へ伸びる花…ルピナス4万本、色とりどりに 滑川の森林公園で5月半ばまで 園内はデルフィニウムも見頃

見頃を迎えたルピナス=25日午後、埼玉県滑川町山田の国営武蔵丘陵森林公園・こもれび花畑

 埼玉県滑川町山田の国営武蔵丘陵森林公園・こもれび花畑で「ルピナス」が見頃を迎え、訪れた人たちの目を楽しませている。

 ルピナスは高さ40~60センチで、小さな花が搭状に集まって咲く。花の色も黄、赤、紫、白、桃、オレンジなど多彩。葉の形がてんぐのうちわのように広がった形をしていることから和名は「ハウチワマメ(葉団扇豆)」。フジに似ていて、花が下から咲き上がる姿から「ノボリフジ(昇り藤)」の別名もある。

 花畑には約4万本が植えられており、天候にもよるが5月中旬ごろまで楽しめるという。付近には、直線的な青の花穂を伸ばして咲く「デルフィニウム」もあり、見頃を迎えている。

 花畑は公園中央口から徒歩約10分。問い合わせは、国営武蔵丘陵森林公園(電話0493.57.2111)へ。

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