邦人男性1名、スーダンに残留 「国境なき医師団」のスタッフ

23日、スーダンの首都ハルツームから上がる煙(ロイター=共同)

 紛争地などで活動する国際組織「国境なき医師団(MSF)」は26日、戦闘が続くスーダンに日本人の男性スタッフ1人が残り、活動を継続していると明らかにした。多くの邦人が既に国外に退避しているが、男性は日本政府の関係者とも連絡を取った上で、残留の意思を伝えたという。松野博一官房長官は記者会見で、退避を希望していた邦人1人が残留の意向を示したと明らかにした。これで退避希望者はいなくなったとしている。MSFのスタッフと同一かどうかは不明。

 MSFによると、男性は昨年6月に現地入りし、複数あるグループの一つで責任者に就いた。正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の戦闘が始まった際には首都ハルツームにいたが、既に国内の比較的安全な地域に移動。現地の情報を収集しながら、今後の支援活動を検討しているところだという。

 MSFの医療支援先の一つである西部ダルフール地方の病院には、戦闘に巻き込まれた多数の民間人を含む300人以上が運び込まれ、50人以上が亡くなった。

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