鏡野の春「やま弁」にぎゅっと アマゴや山菜組み合わせた3種類

 岡山県鏡野町産の旬の食材を詰めた弁当「やま弁」シリーズの2023年春版「春べっぴん」が30日まで、町内3施設で販売されている。特産のヒラメ(アマゴ)の塩焼きと多彩な山菜料理を組み合わせた3種類。29、30日の祝日、日曜は店頭で購入でき、平日は2日前までの予約(2個以上)で提供している。

 3種類のうち、タケノコやキクラゲといった山菜ちらしずしの弁当は、ウドの葉やフキノトウの天ぷら、鹿肉ハンバーグが入る。ワラビやキノコの炊き込みおこわには、コゴミやタラの芽の天ぷら、フキのかつお節あえを合わせた。もう1種類は、発芽発酵玄米ご飯やコシアブラと黒豚肉のワサビ炒め、自家製みそ入りウドナとホウレンソウの白あえなど発酵食材を多用した総菜を詰めた。

 町内の飲食、宿泊事業者でつくる「鏡野やま弁友の会」加盟の3事業者が各1種類を考案。友の会は「トレッキングコース『高清水トレイル』など町内名所への行楽で味わってほしい」としている。

 いずれも1個1200円。店頭は道の駅奥津温泉(同町奥津、0868―52―7178)、みずの郷奥津湖(同町河内、0868―52―2225)、町物産館・夢広場(同町円宗寺、0868―54―4001)で扱う。

 やま弁は町産食材のPRのため10年から春、秋、冬に限定販売している。

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