奈良知事、落選「すがすがしい」 選挙後初めて取材に応じる

奈良県庁で取材に応じる荒井正吾知事=26日午前

 9日投開票の奈良県知事選で5期目を目指して落選した荒井正吾知事(78)が26日、県庁で選挙後初めて報道各社の取材に応じ「支援者の方々が熱心に戦ってくれ、すがすがしい気持ちだ」と話した。この日は定例記者会見が予定されていたが落選を受けて中止となり、報道各社が対応を要望していた。

 知事選では、過去の選挙で荒井氏を支えてきた自民党県連が新人の元総務官僚平木省氏(48)を推薦し、保守分裂となった。保守系候補を一本化すべきだったのではという意見については、一本化とは自身が引退することを意味するのではとした上で、「それでは支援者に義理が立たない」と振り返った。

© 一般社団法人共同通信社