豪雨被災の「鉄路維持を」 新潟知事、JR米坂線の復旧巡り

大雨の影響で崩落したJR米坂線の鉄橋=2022年8月、山形県飯豊町

 昨年8月の豪雨で被災した新潟、山形両県を結ぶJR米坂線復旧の工事費は約86億円とJR東日本が発表した試算について、新潟県の花角英世知事は26日の記者会見で「鉄路として維持していきたいというのが大原則」と述べ、JR側の説明を聞き、復旧への対応を考えていく姿勢を示した。

 工事費と約5年の工期は25日にJR東日本新潟支社が発表。知事は「金額も大きく、随分時間がかかるなというのが正直なところ」としつつ、同線は「大事な地域住民の足で広域的な観光ネットワークの基盤」と強調。山形県や沿線自治体と協議し、意向を確認していくとした。

© 一般社団法人共同通信社