チャットGPTに新機能 利用履歴を残さない設定導入

チャットGPTと開発元の米オープンAIのロゴ(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を展開する米新興企業オープンAIは25日、利用者が履歴を残さないよう設定できる新機能を導入したと発表した。個人情報の保護を巡る懸念に対応する狙い。

 利用者が設定すると、入力データがAIの学習のために利用されなくなる。過去の質問と回答も表示されない。設定はいつでも変更できる。

 チャットGPTを巡っては、個人情報の収集が不適切だとして、イタリアのデータ保護当局が一時的に使用を禁止した。オープンAIはこれまでも外部からの個人情報の削除要請に応じる方針を表明していた。

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