被害額1.6億円…元アーセナルDFムスタフィ、戦慄の強盗事件を語る「子どもたちを…」

かつてアーセナルでプレーした元ドイツ代表DFシュコドラン・ムスタフィ。

2021年からスペインのレバンテに所属しているが、昨年、強盗事件の被害者になった。

『Record』によれば、法廷での証言から、4歳と3歳の子供もいた自宅で起きた事件のおそろしさが明らかになったとのこと。

被害総額は114万ユーロ(1.6億円)にもなるが、まだ強盗団は捕まっていない。

ロレックス、パテック・フィリップ、オーデマ・ピゲなど高級腕時計12本で80万ユーロ(1.1億円)。シャネル、エルメス、ルイ・ヴィトンなどのハンドバッグ8点で4.8万ユーロ(700万円)。

そのほか、28万ユーロ(4100万円)相当の指輪やブレスレット、ダイヤのネックレスなど。そして、1.1万ユーロ(161万円)の現金を強奪された。

事件が起きたのは、ドイツからバレンシアに戻った2022年4月24日の午後11時すぎだった。

どうして金庫の存在を知っていたのか…

シュコドラン・ムスタフィ

「ドイツから戻ってきたところだった。妻とリビングでテレビを見ていたら、物音がした。

子どもたちの寝室カメラを見てみると、彼らは眠っていて、何も問題はなかった。

彼らの様子を見に行くために2階に上がったら、バルコニーから音がした。

窓に近づくと、何者かがハンマーのような物でガラスを叩き始めていた。警察を呼べと妻に叫び、子供たちの部屋へ走った。

彼らを抱き上げると、妻を迎えに行くために下に降りたが、彼女はすでにパニックボタンを作動させていた。

子どもたちを遊び部屋に降ろそうとしたが、2人の強盗に見つかってしまった。ひとりはハンマーで武装しており、ドアを閉める私を止めた。

『ここに来て、警報アラームを止めろ』と脅された。そうしたが、間違ったコードを入力してしまった。

(その後、外にいたもうひとりの男も加わり、3人になった強盗団は、ムスタフィ夫妻を2階に上げると貴重品の在り処を教えろと要求。ドレッサーのなかから宝石を見つけた後、金庫を開けろと妻を脅した)

どうして彼らが金庫の存在を知っていたのか分からない。

恐怖におびえる妻はそれを開けて、彼らに金と腕時計3つが入った箱を渡し、閉めようとした。だが、強盗たちは彼女を止め、残りも奪っていった」

強盗たちは、通報するなと念押ししたあとに一家を部屋に閉じ込めた。

妻は犯人たちの隙を見て、すでに警察に通報していたが、到着は間に合わなかったという。

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事件から1年が経ったが、いまだに犯人は捕まっていない。人感センサーを回避して逃走しており、プロの犯罪集団だったことだけは明らかになっている。

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