質店から足がついた…腕時計など盗んだ疑いで26歳男逮捕 盗品を売却も残った証拠 余罪数十件ほのめかす

民家から腕時計を盗む、26歳男を逮捕=埼玉県上尾市

 民家に忍び込み、腕時計などを盗んだとして、埼玉県警捜査3課と上尾署の合同捜査班は25日、住居侵入と窃盗の疑いで、上尾市原市、無職の男(26)を逮捕した。

 逮捕容疑は今年2月9日午後10時~同11日午後10時ごろの間、上尾市原市地内の一般民家に侵入し、住民の自営業男性(39)所有の腕時計4個とイヤホン2個(時価計約13万5千円)を窃取した疑い。調べに「間違いありません」と容疑を認めているという。

 捜査3課によると、同12日午前0時ごろ、男性が「腕時計4本とイヤホンが盗まれている」と110番。質店に捜査を展開したところ、さいたま市内の質店に、被害品と酷似する腕時計2個が売却されていたことが分かった。売却時に提示する身分証などから男が浮上。腕時計の製造番号から被害品と特定した。

 男は主に昼間の留守宅や家人が就寝している深夜の住宅の無施錠窓から侵入する手口で現金や貴金属を盗み、貴金属などはさいたま市内の質店で現金化していたとみられる。

 男は県内で同様の犯行を数十件ほのめかしていて、県警は余罪や犯行に至った経緯などを調べる。

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