【鳥取県倉吉市】愛され続けて半世紀以上。たった6名で生産する大原トマトの魅力に迫るため、農業・収穫体験してきました!

今回、農業体験に向かったのは、鳥取県倉吉市!

倉吉市は鳥取県の中部に位置しており、鳥取県4市のうちの一つです。人口5万人弱の小さなまちで、市名の由来は「暮らし良し」と言われています。市街地は山・海・温泉に囲まれ、子育て環境・医療施設が充実し、のんびりとした時間が流れ、どこか懐かしいまちです。

倉吉市について(外部リンクへ移動します)

倉吉市の特産品の一つであり、ブランド品とも言われる”大原(おはら)トマト”の産地農業体験に、鳥取県庁で『とっとりへ ウェルカニ コーディネーター』として兼業している、ANA客室乗務員の金井塚コーディネーターと一緒にいってきました!(^^)!

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愛され続けて、半世紀以上。

大原(おはら)地区は古くから近郊園芸が盛んで、昭和40年頃にトマトの施設栽培が始まりました。昭和42年に大原施設園芸組合が設立され、半世紀以上の歴史があります。

現在はなんとたった6戸のトマト生産者さんで、約90アールの面積での栽培を行っています。

栽培の特徴は、

①ビニールハウスを3重にして無加温での栽培(暖房機使用による二酸化炭素の発生がなく、環境に優しい)

②低段・密植栽培(株間を狭くして植え、大人の背丈くらい(5~6段)まで収穫する栽培方法)

③窒素肥料は化学肥料を使用せず、有機質肥料のみ

④無加温栽培でじっくり育て、樹上で赤く完熟したものを収穫する

大原トマトは赤くなってから収穫!

選果場にて担当者山田さんから説明

はじめに選果場にお邪魔したのですが、スーパーの店頭に置いてある状態と同じ、赤く熟れたトマトがゴロゴロと選別されていて、あれ?と・・・

通常、トマトは流通過程で色が進むため、まだ青い状態で収穫する場合が多いですが、大原トマトは完熟させてから収穫するので、味が濃いトマトに仕上がるんだそうです!

繁忙期は朝8時から選別作業・箱詰め・発送を数人でされています。以前は選果場でも購入できたそうですが、長蛇の列で大混雑となり対応しきれないため、やめられたそう・・・。それだけ人気だということがうかがえますね!

交配作業

今回体験させていただいた作業は、交配・摘花・収穫作業。

この3つの作業を同時期にできるのも大原トマトの特徴です。

生産者の倉繁誠さんから丁寧にレクチャーを受け、着実に着果させる技術「トマトトーン※」処理作業をしました。

※トマトトーン処理を行うと、種子周辺から分泌天然のオーキシンの代わりに、外部から合成オーキシンを与え、植物が着果、果実肥大します。

倉繁さんからレクチャーを受けながら交配作業する金井塚コーディネーター

摘花作業

果実数が多いと1つあたりの果実が小さくなるため、摘果・摘花を行い大きなトマトに作り上げます。

一番遅く咲いた花(=一番元気よく咲いている花)を取り除きますが、実ができ始めている場合もあるので、その場合は実を観察し、穴が開いているものや形が悪いものを優先して取り除き、4果⇒3果にしていきます。

「花からトマトの香りがする~~!!」と興奮する私たち。生産者の皆さんは「そんなの気にしたことなかったわ~!!」と。生産者の方たちは明るくて楽しい方ばかりで、終始笑いの絶えないにぎやかな体験でした!

摘花作業中

収穫作業

一段目(最下部)から収穫していくのですが、よく初物は”身体に良い”と言われる一方で、味はイマイチだったりするものもありますが、大原トマトは寒い冬を耐えてじっくりと育つため、初物が一番美味しいんだそうです!

たくさん収穫させていただいて、金井塚コーディネーターも大満足の表情です(*’▽’)

この後、収穫したてのトマトを丸かじりさせていただいたのですが、かじった時の歯触りがなめらかでビックリでした!!!果肉はしっかりしているんですが、ちゃんと熟れてて味が濃い!一度食べたら、ほかのトマトが食べられなくなると聞きましたが、まさにそのとおりでした!!

金井塚コーディネーターは「フルーツみたい~~!」と感動していました!

昨年はじめて大原トマトを食べて、そのおいしさに感動したという金井塚コーディネーター。その情報が倉吉の担当者の耳に入り、今回の収穫体験が実現しました。移住者である金井塚コーディネーターが鳥取県の特産品を好きになってくださるのは、地元の活性化にもつながりますし、本当に嬉しいことですね!

たくさん収穫できました~

収穫を待つ大原トマト

スマート農業に取り組んでいます

ロボット防除機

大原トマトでは、令和4年度からスマート農業事業を活用し、ロボット防除機を導入しています。

生産者さんの労力軽減となり、空いた時間は他の作業ができ、生産性の向上につながっています。

そのほか自動換気システムなども取り入れていて、『守り伝える技術と新技術を融合させ、次の世代に大原トマトをつないでいきたい!』という思いがあるそうです。

現在は大原出身の6戸での生産ですが、今後は少しずつ生産者が増えれば・・・と、担当の方はおっしゃっていました。

生産者の皆さんと記念撮影

おまけ

選果場に突如現れたティラノサウルス!

選果場で説明を受けていると突如ティラノサウルスが現れましたー!!遊び心を忘れないユーモア溢れる倉繁さん!なんでも、この日のために準備してくださったとか・・・(´;ω;`)

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