全戸24時間防犯の住宅街を開発 大和ハウスが初、広域強盗で注目

大和ハウス工業が愛知県豊川市で開発する住宅街。24時間常に録画し続ける防犯カメラを全戸に設置している=7日

 大和ハウス工業が24時間常に録画し続ける防犯カメラを全戸に設置する住宅街の開発に乗り出したことが26日分かった。建売住宅にはあらかじめ備え付け、注文住宅にも設置を条件とする業界初の試みという。愛知県豊川市で開発する全97区画の住宅街を皮切りに他の地域への拡大を視野に入れる。

 政府は3月、全国で相次いだ広域強盗事件を受けた緊急対策プランを決定し、宅配ボックスの設置や割れにくい窓への交換など住宅の改修を支援する方針を打ち出した。住宅や街全体の防犯に注目が集まる中、安全性を一段と高める取り組みが広がりそうだ。

 販売する住宅には防犯カメラと一体型の宅配ボックスを玄関前に設置する。

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